会長挨拶

クラブ会長の方針と計画

小沼正則

国際ロータリー第2250地区の二十二修ガバナーの今年度の行動指針は、~ロータリーは人をつくり 友情を育む~ということです。ロータリー運動の目的は「人づくりと」と喝破された上で、「ともに行動しロータリーを楽しむことで、友情を育み自分自身の成長につなげること」とされました。

ここ十数年、毎年のように国際ロータリーからの最大のメッセージは会員増強となっております。確かに、当クラブも年々先細りの状況となり、会員増強は死活問題となってきました。高齢化、事業者数の減少など、様々な問題があるのは確かです。しかし、より根本的に何故、会員が減るのかという問題を真剣に考える時期がきたのではないでしょうか?

どのような組織でも、そこには目的があります。目的がない組織は存在しませんし、これが希薄な組織は衰退するのが必然でしょう。「存在する意味」として「レゾンデートル」という言葉が使われますが、「ロータリーとは何者か?」というまさにロータリーの「レゾンデートル」が問われているのだと思います。

この問題を痛感したのは、ある経営者をロータリーに誘った時の返事でした。彼はなんと、「ロータリーっていっちょう上りの人が入る組織でしょう」と言ったのです。もちろん私は反論しましたが、世間の目ではこう捉えている人が多いのではないかと思ったのでした。

その点で二十二ガバナーが打ち出された「今一度ロータリーの目的・ビジョン声明を思い起こし、ともに行動しよう」は画期的なことだと思います。何故、私達がここに集うのか?そしてどこに向かおうとしているのか?この原点に帰ることこそが、衰退してきたロータリー運動の再出発のきっかけになると同時に、北ロータリーにとっても再興の道につながると思います。

今年度の方針、計画はいたって単純です。

1.二十二ガバナー年度を北クラブ一丸となって支える
2.宇都宮北ロータリークラブ40周年記念行事を成功させる
3.会員50名体制に復帰する
4.各委員会の行事を他人事とせず、自分事として協力して事に当たる
5.重点事業として「子供の貧困」問題に取り組む
です。

宇都宮北ロータリークラブはとても素晴らしいクラブと思います。地区には当クラブの特徴として以下の通り、報告しました。

〇「自由闊達」
先輩への敬意を忘れず、それでいて老壮青が自由に議論し、わいわいがやがやと前に進む文化がある。

〇「倜儻不羈」(てきとうふき)
権力や地位におもねらず、それぞれが信念をもって行動する風潮がある。

ロータリーの四つのテスト
「真実かどうか みんなに公平か 好意と友情を深めるか みんなのためになるかどうか」。このテストに十分合格する器量と柔軟性、多様性を兼ね備えたクラブです。

何より魅力あるクラブにしていきましょう。例会が楽しく、奉仕活動が楽しく、財団寄付や米山奨学生寄付もどんどん集まる、どこのクラブからも羨ましがられる北クラブ、そんな北ロータリークラブにしていきましょう!!