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髙野澤 昇S.A.A
§ ロータリソング「奉仕の理想」
§ ロータリソング「奉仕の理想」
本日のお客様をご紹介致します。
地区米山選考委員会委員長、宇都宮東ロータリークラブ 小林 正明様、米山奨学生、ベトナムより、レ・ホン・ハ君です。
後ほど卓話をいただきます。宜しくお願い致します。
さて先週今年度第一回会長幹事会が北クラブホストで開催されました。お手伝いをいただいた会員の皆様ありがとうございました。10クラブが一同に意見交換は難しいと感じました。最初の会長幹事会でしたので皆緊張してたのが印象的でした。
コロナ感染に関しては、当クラブでも数名の感染報告があります。まだまだそれぞれの注意が必要です。行事の変更等はありませんが、くれぐれも注意を。
§ 第2550地区米山選考委員会 委員長 小林正明様(宇都宮東RC)
地区米山奨学会委員会 選考委員長小林です。本日は卓話のご依頼ありがとうございました。どうぞよろしくお願い致します。
§ 猪俣裕一会長
小林様、本日はよろしくお願い致します。野球部の皆さんいよいよ来週からですよ~。
§ 佐伯秀利会員
19日は敬老の日だそうです。私は可愛いお爺ちゃんになっている姿を想像してみました。
§ 藤井 良会員
2週間ぶりの例会出席です。やはり例会に出ると楽しくてニコニコしますね。
§ 先週、新入会員候補者告知を会員の皆様へお送りいたしましたが、異議申立てはございませんでしたので、10月を目途に新入会員の入会式がございます。どうぞよろしくお願いいたします。
§ 9月29日(木)は観月会です。出欠の連絡をよろしくお願い致します。
§ 本日は中山文仁会員にユニホームの授与式を行います。
§ ライラセミナーのご案内
11月12・13日(土・日) 締め切り9月20日となっておりますので、ご推薦をよろしくお願い致します。
【ご本人の原稿を修正せずにそのまま掲載致します】
2021 年から 2 年間、米山奨学生として宇都宮南ロータリークラブにお世話になっております。ベトナムのタンホアから参りましたレホンハと申します。今日、このような場で、お話をする機会を与えていただき、とても光栄(こうえい)に思います。どうぞ、宜しくお願い致します。 留学のために来日してから 5 年の時が経ち、現在、私は、作新学院大学経営学部経営学科4年に在籍しております。
次に、大学の研究について紹介させていただきたいと思います。卒業論文の研究では、日本のコンビニエンスストアのビジネスについて勉強しています。コンビニエンスストアは、大変便利なサービスです。商品の品質は高く、いつでもどこでも使えて、商品がなくなることはありません。このシステムを理解し、ベトナムの生活を豊かに出来るようにという考えから、勉強を続けてきました。
日本のことをほとんど知らずに日本に留学した僕は今まで一度も後悔した事がありません。高校3年生の時に「日本に留学しませんか」と先生に薦められて、すぐ日本に留学することを決めました。「高校を卒業したら、外国に行っていろいろな事を吸収したい」という気持ちがずっと前からあったからです。
日本語もわからず、お金もなく、ただ「いろいろなことを学ぼう」という夢だけをもって日本に来ました。言葉の壁やカルチャーショックなど、つらいことがたくさんありましたが、夢があるから乗り越えられました。言葉がわかってくると、周りの日本人とコミュニケーションがとれて、日本語や日本文化や社会システムなどいろんなことを教えてもらうことができました。ベトナムと日本はどんな違いがあるかを、身をもって体験できました。そこで、「たくさん勉強しよう」という大きな目標から、自分が日本に来て、何を勉強すれば家族、ベトナム、そして日本のために役にたつことができるのかを具体的に考えるようになりました。宇都宮の日本語学校に通っていたころに、コンビニストアへよく行きました。コンビニストアに始めていったとき、種類や並び方に驚きました。自分の故郷の町はこういう便利なコンビニがなく、これからそういうものは必ず作れると考えました。こういうものを作るのにすべて日本のコンビニストアのシステムを理解しようという日本人の知り合いの一言がきっかけなって、将来ベトナムでコンビニストアチェンを作ろうと思いました。昔から、日本の国は素晴らしさに憧れることもあって、ますます「コンビニストアチェンを作ろう」という夢が自分の中に湧き上がりました。
次ぎまして、留学は選んだ道を話していただきたいと思います。
留学とは、自国以外の国に在留し、学術・技芸を学ぶことであり、学位取得を目的とすることのほかに、他国・地域における学習・異文化体験、語学の学習などを目的とすることである、と辞書を引いてみたら誰にも留学の定義を理解できると思いますが、長期間留学生として在日している私の視点から留学というものを様々な面から打ち明けたいと思います。
留学は、新しい国へ移動し、新鮮なものを得られるのを想像しながら楽しんでいたのに、母国を後にして見送ってくれた母の顔を見た瞬間、目頭が熱くなったことに気づいた日です。
留学は、朝起きたら、「自分は今どこにいるのか、何をするのか」を自問して、雪が真っ白に積もった冬の窓を眺め(ながめる)、「将来のために、今日も頑張らなきゃ」と心の声に耳を傾けて強くなった日々です。
留学は、家族、友人、馴染み(なじみ)のある光景(こうけい)を離れ、見慣れない異国へ移動し、家族と一緒に過ごした日々を思い出したら、胸を突き上げて涙が溢れて(あふれ)きた日々です。
留学は、自分の大切な人がなくなる瞬間にすぐ傍(そば)に居られないことが怖くて眠れなかった日々です。
留学は、外国語で文章を作成する時に、自分の伝えたいことを上手く表現できず、まとまりのない言葉で困ったり、感謝の言葉も美しく伝えられず苦労したりした日々です。
しかし、「降られて踏まれて地は固まる」と私は確信しています。
留学も、外国を教科書で勉強することなく、実際の世界を自分の目で確認して多くの希望を持って挑戦してきた日々です。
留学も、いろんな出会いができて、血のつながりは関係なく、たくさんの「家族」ができて、かけがえのない存在で頼りになってくれた日々です。
留学も、国際ロータリーをはじめ、各財団から経済面だけでなく精神面にも支えてもらった日々です。
留学も、母国にない文化や習慣を味わえて、刺激と新たな冒険(ぼうけん)になって自分自身の世界観・価値観をより良い方向に変えてくれた日々です。
留学も、当たり前のことはいつか当たり前でなくなってしまうことを知り、人への感謝が心からできるようになっていた日々です。
私は留学して良かったと思う瞬間は自分自身の成長に気づいたときであり、ベトナムにいる家族、友達、恩人、自分を取り巻くすべての人へ心から感謝の気持ちを持つようになりました。いくら辛いことがあったとしてもそれは試練であり勇気を出して立ち向かって努力していくと達成したときは本当に喜びます。
人生には様々な選択肢があります。それに、自分の選択したものから、「得るもの」と「失うもの」があるのでしょう。私は留学して後悔したことがありません。人生「失うもの」があるからこそ「得るもの」があり、それすべては人の思い出になります。留学から「得るもの」-「失うもの」の答えは人それぞれあるかと思いますが、私個人にとって自分の選んだ道しか、幸せになれない、つまり最初から正しい道を選ぶのではなく、自分の選んだ道を、努力を払って「正解」にしていくことは留学を通じて学べました。
では最後に、ロータリーとの出会いと、そこで得た経験についてお話しさせていただきます。ロータリー米山記念奨学生になって、素晴らしい・貴重な経験はたくさんあります。 例会では、学業や日本の生活に関する不安について、ロータリアンの方々が相談にのってくださり、「日本の親」のような心強いサポーター役をしてくださいました。心より感謝申し上げたいと思います。また、卓話では、経営者や芸術家など日本の様々な分野の第一線で活躍する方々から貴重な話を伺え(うかがえ)、人生に対する考え方がとても豊かになったと実感しています。 2年間、コロナの影響で活動を中止することが多いですが、「家族集会」「クリスマスパーティー」などの交流会も開かれました。これらの機会には積極的に参加するように心がけました。大学と異なる社会空間で、人生の先輩との交流を深め、日本人のやさしさを感じました。 地域の奉仕活動に参加したことも良い思い出です。宇都宮南ロータリークラブの皆様では子供に食事を提供の奉仕活動を行いました。残念ながら私は、一度も参加する機会がありませんが、皆様からのお話を伺え、奉仕活動の中心を納得できました。 2019年の活動では、栃木で行われた「地区大会」へ参加しました。「ロータリーは世界をつなぐ」というテーマが掲げられ、ロータリーが世界各地で実施している奉仕の精神とその活動について学びました。第 2550地区の皆様以外にも世界各国のロータリアンに出会う事で、よりいっそうロータリーの奉仕の楽しさについて感じる事が出来ました。2日にわたり行われた大規模の「地区大会」では、 すごく勉強になりました。 これらの経験や交流から学んだ事があります。 私にとっては、交流の楽しさと大切さです。この、ロータリークラブでもよく実践されている積極的な交流の大切さを学び、交流は、人々の交流、文化の交流、国家と国家との交流、など様々な場面で使われ、それらのすべての交流は、相互理解のもとに成り立っているのだと強く感じました。交流と信頼という言葉を実践する場所であったと認識しています。
ロータリー米山記念奨学金は、私にとって、世界観を広げ、ネットワークを強くし、 奉仕と平和への責任感を持たせてくれた、大事な存在です。これから、わたしは永遠(えいえん)なるロータリー米山奨学生として、人と人の間を繋げる、そして交流の場を設けられる(もうけられる)人間になるため、頑張っていきたいと思います。 また、今後は、今までの感謝の気持ちを表す恩返し(おんがえし)として、奉仕活動にも積極的に参加し、自らの体験を発信していくように頑張ります。そして一期一会の言葉通りに、 皆様との出会いを大切にしていきたいです。最後になりますが、近い将来、自分の夢でもある国際社会で求められる人材となり、どこかに国際ロータリークラブに入会したいと思います!どうかこれからもよろしくお願いいたします。
ご清聴ありがとうございました。
9万人のロータリアンが支援
米山奨学事業は、日本最初のロータリークラブの創立に貢献した実業家米山梅吉氏の功績を記念して発足しました。1952年に東京ロータリー・クラブで始められたこの事業は、やがて日本の全クラブの共同事業に発展し、1967年、文部省(現在の文部科学省)の許可を得て、財団法人ロータリー米山記念奨学会となりました。
奉仕の人「米山梅吉」 Yoneyama Umekichi
米山奨学事業の記念の称号を付した米山梅吉氏(1868-1946)は、幼少にして父と死別し、母の手一つで育てられました。16歳の時、静岡県長 泉町から上京し、働きながら勉学に励みました。20歳で米国へ渡り、ベルモント・アカデミー(カリフォルニア州)ウエスレヤン大学(オハイオ州)シラキュース大学(ニューヨーク州)で8年間の苦学の留学生活を送りました。
帰国後、文筆家を志して勝海舟に師事しますが、友人の薦めで三井銀行に入社し常務取締役となり、その後、三井信託株式会社を創立し取締役社長に就任しま した。信託業法が制定されると逸早く信託会社を設立して、新分野を開拓し、その目的を”社会への貢献”とするなど、今日でいうフィランソロ ピー(Philanthropy*)の基盤を作りました。
晩年は財団法人三井報恩会の理事長となり、ハンセン病・結核・癌研究の助成など多くの社会事業・医療事業に奉仕しました。また、子どもの教育のために、はる 夫人と共に私財を投じて小学校を創立しました。”何事も人々からしてほしいと望むことは人々にもその通りせよ”これは米山梅吉氏の願いでもあり、ご自身の 生涯そのものでした。”他人への思いやりと助け合い”の精神を身もって行いつつ、そのことについて多くを語らなかった陰徳の人でした。
世界の平和を願って ―なぜ留学生支援なのか―
「今後、日本の生きる道は平和しかない。それをアジアに、そして世界に理解してもらうためには、一人でも多くの留学生を迎え入れ、平和を求める日本人と出会い、信頼関係を築くこと。それこそが、日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないか」――。
事業創設の背景には、当時のロータリアンのこのような思いがありました。
それから60年余の歳月が流れましたが、”民間外交として世界に平和の種子を蒔く”という米山奨学事業の使命は一貫して変わっていません。
むしろ、今日の世界情勢と日本の置かれている状況を考えるとき、その使命はますます重要性を増しているのではないでしょうか。
留学生への支援は、未来に向かって平和の懸け橋をかける尊い奉仕なのです。
* Philanthropy: 語源はギリシャ語の「フィラン(愛)」と「アンソロポス(人類)」から由来している。人類愛・博愛などと訳され、今日的には「社会貢献」と訳される。
*その他、奨学生の活動内容及び現況報告がございました。
第1762回 9月1日(木) 通常例会:クラブフォーラム
第1763回 9月8日(木) 通常例会:新入会員卓話 中山文仁会員
第1764回 9月15日(木) 通常例会:招待卓話 地区米山選考委員会 小林正明様・奨学生レ・ホン・ハ君
第1765回 9月22日(木) 通常例会:招待卓話 栃木県若年者支援機構 中野謙作氏
第1766回 9月29日(木) 夜間例会:観月会
会員数 | 出席数 | 欠席数 |
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39名 | 27名 | 16名 |
ビジター | |||
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2名 |