例会報告

2017.1.26第1533回 12月 第2例会印刷

SAA

鳥取 博S.A.A

ロータリーソング「四つのテスト」

会長の時間

渡辺道彦会長

職場のABCという言葉を聞いたことがありますか。
「当たり前のことを」「バカになって」「ちゃんとやる」の頭文字をとったものです。
当たり前のことをやるのは「当たり前」なのだから簡単なことだと思うかもしれませんが、経験を積めば積むほど、難しい判断をするようになればなるほど、できなくなるものだそうです。
昨今、大企業の不祥事が取り上げられています。例えば三菱自動車やフォルクスワーゲンの燃費不正問題は、社内の担当者や役員が実際の燃費が目標未達であることを知りつつ、自分たちに有利になる測定方法をしたり、測定結果を改ざんしたりして消費者をだましていた、というものです。
ルールを守ることは当たり前のことです。燃費について言えばルールとは正しい測定方法で得られた結果をそのまま公表することです。ですが、競争が激しくなる中で、公言した新車の発売期日や燃費目標を達成するためには、結果を少し変えることが仕方のないことと捉えられるようになったのではないでしょうか。 そのような職場環境において、正しい測定値を報告することは周りからどう思われるでしょうか。バカにされるかもしれません。
職場で世の中と価値観が異なった仕事の仕方がされているとき、世の中の当たり前が変化したとき、きちんと当たり前のことをするというのは、難しく勇気のいることです。 職場という団体行動では、スタンドプレーは疎まれがちですが、ときには職場の慣習を破ることも必要です。その判断基準は、「自分が良いと思うこと」、ではありません。正しくは、「お客様に対して恥ずかしくないこと」です。とても難しいことですが、忘れてはならないことだと思っています。

ニコニコBOX

仲田陽介会員

§五味渕昭夫会員
 妻誕生祝い、ありがとうございました。
§佐伯秀利会員
 妻誕生日にお花をありがとうございました。還暦していました(感激していました)
§髙野澤昇会員
 1月21日結婚祝いのお花をいただきました。思えば2年も経ってしまいました。ありがとうございました。

活性化

幹事報告

小沼正則幹事

§1月28日(土)青少年奉仕セミナー
§2月5日(日)1年交換留学生キアラさんホストファミリー交代により引越し
§2月11日(土)ロータリー財団セミナー
§2月12日(日)米山奨学生修了式及び送迎会
§2月22日(水)IM
§3月18日(土)社会奉仕研究セミナー
各委員長のご出席をよろしくお願い致します。

米山記念奨学会表彰

渡辺道彦会長

米山記念奨学会 米山功労者表彰
二十二 修会員 第3回マルチプル
佐藤 晃会員 第2回マルチプル
小沼正則会員 第1回功労者
大音正信会員 第1回功労者

ファミリー親睦委員会

徳原龍樹会員

§本日、18:30より、ホテル丸治に於いて新入会員歓迎会を開催致します。

東日本盲導犬協会

五味渕昭夫会員

東日本盲導犬協会 奈良部武志様 訓練士長谷川真由美様 PR犬シェルティー
多くの会員の皆様からの盲導犬募金を寄付致しました。ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。尚、次週の例会より募金箱を各会員に配布致しますので、ご協力をお願い致します。

宇都宮文星女子高等学校なでしこインターアクトクラブ卓話

なでしこインターアクトクラブ

(敬称略)
会長 野口みみい・幹事 齋藤彩香・理事 杉野早織・作道美優

中谷教諭
本年8月19・20日に第6回インターアクト研究会、並びに第4回全国インターアクト委員長会議がここ宇都宮で開催されます。
主催するのはこの第2550地区で、全国から大勢のロータリアン、来賓の方々、インターアクター、インターアクト顧問教諭など青少年奉仕活動に関わり、興味、関心、造詣の深い方々がたくさん来られます。
私はこのインターアクト研究会に参加するため、地区より一昨年は京都へ、昨年は名古屋に行かせていただきました。この会議はロータリークラブとインターアクトクラブのかかわり方、インターアクトクラブの活動の問題点、発展のための問題提起、実際の活動報告など顧問教諭やインターアクター、ロータリアンが真剣に取り組む2日間です。お互いがその場しのぎではなく、活動に対し常に向き合い、かかわりを持ち、共に理解し合っていないと、他地域のインターアクト関係者に圧倒されてしまうかもしれない不安を感じています。私も実際、なでしこIACでそこそこやっているつもりでしたが、会議に参加して愕然とするようなこと、衝撃を受けるようなことが山のようにありました。
昨年名古屋の大会では春日丘高校の発表で年間350ものプロジェクトを行っているという信じられない活動の充実ぶりを真の当たりにしました。兵庫県のいくつかの高校も同様にその活動の充実ぶりは本校IACの比ではありませんでした。「これはまずい、何が違うのか」。答えは生徒が自発的に活動をしているのか否か、というところにあるように思えました。発表をしていた高校のIACの活動にはいちいち顧問教師が同行しません。口も出しません。生徒たちが自分たちで考え、企画し、実行する。そしてやりっ放しにしないで反省を行い次に生かす、ここまでを一連の活動とし、やればやるほど充実させていく姿が見えたのです。大きなプロジェクトにはロータリーの方々も積極的に参加し、またローターアクターも一緒に活動しているところもありました。
 インターアクターの数だけを見れば2550地区は全国でも5本の指に入ります。しかしその活動の内容、充実ぶりにはまだまだ改善されるべき問題、課題が残されています。今、なでしこIACは大きく変わろうとしています。ここにいる4名をはじめ、自分たちが率先しなければいけないと思い始めた部員がたくさん出始めています。このチャンスを何とか生かし、名実ともに胸を張って「ボランティア-自発的-精神にのっとって活動しているクラブ」と言えるように、改めてマネージメントを考え直さなければならない気がしています。
 是非皆様方のご協力、ご助言を頂戴し、さらなる充実と飛躍に向け活動をしていきたいと思っております。どうかご理解いただき、皆様の文星なでしこインターアクトクラブを一緒に育ててください。

なでしこインターアクトクラブ 活動報告

齋藤彩香さん

私、斎藤からは、今後のインターアクトクラブの活動についてお話しをさせて頂きます。
まず始めに、いつも宇都宮北ロータリークラブの皆様には、活動にかかる経費を支援して頂き、感謝しています。今後行う計画の一つとして、ボランティア活動の遠征費、交通費に充てるための活動費としての募金活動をすることを考えています。今年度中から徐々に企画、立案していく予定です。

二点目ですが、先ほどパワーポイントを用いてご説明させて頂いたように、この一年間宇都宮文星なでしこインターアクトクラブでは、台湾研修や校内外での募金活動、NPO・NGO団体と協力して行うボランティア、足尾の植林などといった活動に参加をしてきました。それらの活動に参加した部員一人一人、感じたことや学べたことは数多くあったはずです。私も活動を通して得たものがたくさんありました。どれも貴重な経験であったと思います。
しかし、活動を振り返ってみると、いくつかの課題も見えてきました。
その一つは、部員数が非常に多い部活であるのにも関わらず、その良い特徴をあまり活動に活かすことができていないということです。もっと大人数でしていける活動がないかと思いました。
二つ目の課題は、与えられたことにだけ取り組み、受動的になっていたことがたくさんあったのではないかということです。活動をすることだけがゴールなのではなく、やりっぱなしにしないで継続的に行うことのできる活動を考える必要もありました。
これらの課題を解決していくために、中谷先生のサポートのもと、「自発的な活動をするための提案」を部員全員が考えました。これは、今までに参加または行ってきた活動に加えて、自分達からなにか活動できることはないだろうか、またその内容だけでなく、規模や活動時期、期間などまで企画案を持ち寄ってそれらを実行していこう、というものです。
(パワーポイント)
出てきた案は、具体的には、被災地支援活動、24時間テレビの募金、介護施設・病院でのサポート、児童養護施設のお手伝い、地域の清掃活動、エコキャップやベルマーク回収の推進といったものが多数でした。   
案が通ったもの、これから実行可能である活動については、その企画の提案者がリーダーとなって他の参加部員と協力して企画から計画、実行、反省まで責任をもって行います。
このような流れで活動をしていくことにより、今まで欠けつつあった積極性や部活としての一体感が生まれます。また、ただ活動をすることに比べて、反省点や更なる改善点が明確化し、この部活動をよりよくしていけるのではないかと考えています。そしてこれはインターアクター一人一人にも良い影響をもたらすはずです。自らの発信、発言やアイデアを有言実行する力、またそれに伴う責任感を養うチャンスなのです。苦労を伴うことも逆を返せば達成感を経験できる貴重な体験に変わります。
これから私たちは、今までの活動もおろそかにせず、新しいことにもチャレンジしていきます。

なでしこインターアクト活動報告

作道美優さん 杉野早織さん

私たちなでしこIACは部員数も多く、全体での例会を開くこともなかなかできませんが、宇都宮北ロータリークラブの皆様方のご支援のもと、多岐にわたる活動をしております。
時間の関係で、全ての活動を報告することはできませんが、過去3年間の主だった活動を内容別に4つに分けて報告させて頂きます。 

1つ目は、なでしこIACが主幹としている活動について報告いたします。
カンボジア学校建設プロジェクトは、北ロータリークラブの皆様と共に活動させていただいている最も大切な活動です。本校校庭で行われる「夏祭り」と9月に行われる「なでしこ祭」では募金活動はもちろんですが、チャリティバザーも行い、NPO法人からの1万ドルの寄付を含め、その収益金は2008年から現在まで189万5,455円を集めることができました。今年は夏祭りで、10万274円、なでしこ祭で4万100円、計14万374円の収益がでました。収益金の一部-かき氷販売の収益金-は活動費にあてましたが、それ以外は全額学校建設プロジェクトのために蓄えています。1日でも早くカンボジアに学校が建つことを目標にし、これからも積極的に募金活動やチャリティバザーを続け、また広く皆様に知っていただけるように広報活動もしたいと思っています。

次にネパールに運動靴を届けるプロジェクトは、なでしこIACがオリジナルで活動したものです。この活動は「福岡・ネパール児童教育振興会」というNPO法人の協力のもと、実際にネパールの学校まで段ボール3箱分の靴を直接運んでもらい現地の小学生、中学生に届けました。たくさんの方々の協力により運動靴を無事ネパールに届けることができました。

2つ目は募金活動についての報告をいたします。
なでしこIACでは緊急支援募金や恒常的な募金活動など、必要に応じて機会あるごとに募金活動を行っています。
あしなが学生募金では大学生や専門学校の方々とJR宇都宮駅と東武宇都宮駅前で一緒に募金活動をおこないました。集められた寄付金は病気・自死・災害によって親を亡くした子供たちや、親が重度の障害を持つ子供たちの奨学金。また、サブサハラ・アフリカの遺児たちが高等教育を受けるための奨学金として使われています。

ネパール地震の緊急募金では2015年4月25日に起きた次の日に活動を始め、2週間後にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通して6万円の寄付をしました。
茨城県常総市鬼怒川水害の募金でも2015年9月15日に起きた台風18号の被害があった次の日に活動をはじめ、1週間後には茨城県常総市役所に1万7000円の寄付をしました。
2016年2月6日に起きた台湾の台南地震の被災に対しても、すぐに活動を始め
2万7000円の寄付をしました。

これ以外にも過去においては新潟中越沖地震、ミャンマーサイクロン緊急支援、難民を助ける会など、必要に応じて即応性のある活動を行っています。

3つ目はNPO・NGO関連の活動の報告をいたします。
日本対ガン協会が主催するリレーフォーライフではルミナリエを数千個設置したり、会場を盛り上げるためにガンキャリアー、サバイバーの方々と踊ったり、運営が円滑に行われるようにお手伝いをしました。また、ガンについての啓発運動では私たちも理解を深めることができました。

また全国のYMCAで展開されているチャリティランでは、協賛会社、援助団体の代走ボランティアとして陸上部と一緒に走り無事完走することができました。この活動の収益金は障がい児・障がい者を励まし、自立を促す目的のために使われ、YMCAとちぎでは毎年、障がい者が富士山に登山するためのイベントの費用を捻出するために行われている活動です。

スペシャルオリンピックスでは卓球、陸上、バスケットボールなどの競技運営補助を行っていますが、昨年は水泳競技の選手を表彰台に連れていくなど、スムーズな運営が行われるような裏方の活動を行いました。このような交流によって自分の中にあった障がい者のイメージとは全然違うことが分かり、障がい者に対する考え方が変わりました。「がんばれ」という励ましの言葉かけに笑顔で応えてくれたり、一生懸命泳ぎ切る姿はまさしくアスリートそのものでした。

足尾の植樹では公害や緑化事業の歴史を学び自らの手で実際に木を植えることで、環境問題をより深く理解することができました。また、たくさんの自然に触れることで日々のストレスから解放されるような感覚も覚えました。自然は私たち人間の手でむやみに壊してはいけないことを実感し、生活には欠かせないものなのだと思いました。これからも今ある緑を大切にしていき、さらに緑化事業を応援したいです。

青少年指導者養成セミナーのライラセミナーでは模擬国連が催されました。「気候変動」
に関する問題をテーマに各校の高校生がどこかの国の大使になりきり熱い議論を交わしました。将来市民として指導者として活躍し、そして次世代を担う私たちが良きリーダーとして成長するための良い経験になりました。

4つ目は国際交流についての報告を致します。
日本・台湾交流では台湾のインターアクターをホームステイ先として受け入れたり、台湾へ3泊4日の研修に行ったり、日本と台湾の相互交流を行っています。日本から海外へ行くだけの交流は多くあるようですが、台湾のインターアクターを私たちがホストファミリーとして受け入れる活動をしているところは、全国的に見ても少ないようです。ウェルカムパーティーではスピーチをしたりホストファミリーとペアを組んで写真を撮ったりしました。また、学校体験では、茶室で百人一首をしたり、体育の授業で鬼ごっこをしたり、短い時間でしたが同じ高校生同士で大いに盛り上がりました。その後大谷資料館にも行き、幻想的な雰囲気の中で、異次元空間を体験しました。また二荒山神社で奉仕作業を行ったり、グループごとに宇都宮の街を散策したり、たくさんの交流を図ることができました。答礼の会では、台湾のインターアクターの皆さんからの出し物を見ました。お返しに私たちも恋するフォーチュンクッキーを参加者全員で踊り、会場は異様な盛り上がりをしていました。最後は別れを惜しんで涙がとまりませんでした。

3泊4日の台湾研修では、2月に日本であった台湾の高校生と再会をしました。台湾側が企画してくれたゲームをしてたくさんの人たちと打ち解けることができました。台南地区の3つの高校を訪れた時には、どの学校も熱烈歓迎をしてくださいました。漢字をモチーフにした飾りを一緒に作ったり、パイナップルケーキを一緒につくったり、太鼓と演舞を披露してくださったりしました。被服科の生徒による手作りのチャイナドレスを着ての演舞は、美しく何とも言えない艶めかしさがありました。他にも、校歌を歌ったり流行りの音楽で踊ったりして楽しく過ごしました。1日に3つの学校と交流をしたことはとても充実感があり、交流できたことを嬉しく思いました。台湾では有名な士林夜市では一度は挑戦してみたいという臭豆腐にチャレンジしてみましたが強烈な匂いで食べることが難しかったです。そして、答礼の宴では交流した3つの学校の先生や生徒と最後に恋するフォーチュンクッキーを踊って楽しく終わることができました。この研修に参加して学んだことを生かし今まで以上に精力的にボランティア活動や国際理解に励んでいきたいです。

このような多種多様な活動をとおして、私たちは日々成長しています。人との交流や自然と触れ合うことの大切さを学ぶ機会があります。こういった機会があることはとても幸せなことだと思います。せっかくもらったチャンスを無駄にすることのないよう、今まで以上にボランティア活動を精力的に行い、自分を高め、相手を尊重し、物事に真摯に向き合っていきたいと考えております。本当にご支援ありがとうございます。

出席報告

会員数 出席数 欠席数
39名 30名 20名
ビジター
8名